【ブログ】歯周病の原因 Q&A(2)
2025年04月11日
歯周病とは、歯茎の炎症から始まり、歯を支える骨まで溶けてしまう病気です。
進行すると歯がグラグラになり、最終的には抜け落ちてしまうこともあります。
お酒が好きですが、お酒は(歯周病に)悪いのですか?
お酒そのものが歯周病に悪い訳ではありませんが、多くの場合お酒を飲んだ後は歯を磨かずに寝てしまう、又は歯磨きを疎かにしてしまう事が多い事から、歯周病を進行させる原因の一つと言えるかもしれません。
歯周病にかかりやすさはあるのでしょうか?
あります。
大きく分けて口の中の状態と全身状態によります。
前者は歯並びや歯周病菌の種類や粘膜の形が影響しますし、後者は生活習慣(喫煙など)やそれに関する病気(糖尿病など)、遺伝的影響など、色々な要素が関わって歯周病にかかりやすくなるのです。
また、遺伝子診断、免疫応答・炎症反応の検査により歯周病にかかりやすい患者さんがいると報告されています。特に通常は40歳前後に症状があらわれる歯周病が10歳代後半からあらわれる早期発症型と呼ばれる歯周病がこれにあたります。
歯周病のかかりやすさに男女差はありますか?
妊娠されている女性は口腔内に分泌されるホルモンの影響で歯肉の炎症が起こりやすくなっています。
また閉経前後には歯肉の上皮が剥がれ落ちてしまうことによる歯肉の炎症(慢性剥離性歯肉炎)が起こりやすくなる言われています。
虫歯にかかりやすい食べ物はあるのですが、歯周病にかかりやすい食べ物はあるのでしょうか?
歯周病の一番の原因は歯に付着するプラークです。
プラークを形成しやすい食べ物としては粘着性の高い食べ物があります。
また、糖分が高い食べ物もプラークを形成する細菌の活動を助ける原因となります。
歯周病は遺伝するのでしょうか?
歯周病そのものが遺伝するということはありません。
しかしながら、非常に少ない例ですが、遺伝性要因があるとされる歯肉の増殖特殊な歯周病があります。また、近年、遺伝子診断により、本当に遺伝的になりやすい人、なりにくい人がいるかどうか科学的に解明されつつあります。
母親が歯周病にかかっていると子供にうつりますか?
乳幼児のお口の中に、もともと居なかった種類の細菌が母親からうつることはありますが、歯周病の原因は主にいくつもの細菌が集まってできたプラークです。
したがって歯磨きが行き届いていればお子様にうつることはありません。
口の中の健康は人が産まれてから死ぬまで一生大切にしなければならないものです。
そのため、当院では患者さま自身の健康増進・維持の為に最良の環境を提供したいと考えております。
一般歯科から専門歯科治療まで、患者さま一人一人と充分なコミュニケーションをとりながら良質な医療を提供できるよう考えております。
歯の悩みがある方、その他ささいなことでもお気軽にご相談ください。
岩坂歯科医院は一般歯科(虫歯治療)、小児歯科、歯科口腔外科を診療しており、特に歯周病治療、歯内療法、審美歯科にも力を入れ最新の専門歯科治療をご提供いたします。
十分なカウンセリングを行い、患者さま一人一人の症状の原因を
考えながら、安心・丁寧な治療を心がけています。
お口に関する悩みなどございましたら、お気軽にご相談ください。
岩坂歯科医院
院長 岩坂憲助
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