【矯正ブログ】口呼吸と睡眠の意外なつながり

2024年12月07日

Q:子どものくせに、朝から疲れているんです。

 

A:それは、鼻やのどの通りが悪くて、いい睡眠がとれていないのかもしれません。

 

 

★子どもの睡眠状態をチェックしましょう。

 

多くの人は、子どもが朝から疲れていても、夜ふかしをしたとか、塾やお稽古ごとで疲れがたまっている程度にしか思いません。
ところが、このような子どもは鼻やのどの通りが悪くて、きちんと睡眠がとれていない可能性があります。

ふだん鼻がつまっていて口で呼吸をしている子どもでも、寝ているときは鼻呼吸をしようとします。
胸郭部を大きく動かしながら、抵抗が大きい鼻腔に空気を通そうと無理をします。
これは、眠りながら運動をするのと同じです。
そのために成長期に大切な質のよい睡眠がとれず、同年代の子どもより成長が遅くなる場合もあります。

睡眠時間は足りているのに、朝から元気がない状態が続くときは、寝ている子どもに下記のような様子がないかチェックしてください。
上あごを広げて、きれいな歯並びと鼻呼吸、質のよい睡眠で、子どもの元気な毎日を手に入れましょう。

– チェックリスト –

□ 大人顔負けのいびきをかく
□ 苦しそうにヒューヒューという
□ びっしょりと寝汗をかく
□ 楽に呼吸できる体勢を探すため、寝相が悪かったり 眠ったまま立ったり座ったりする
□ 寝起きが悪い
□ 夕方には眠くなってしまう
□ おねしょがなくならない

 

 

「口呼吸はわざわいのもと 小児矯正歯科治療の現場から」保田好秀著より抜粋

岩坂歯科医院
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